令和3年分　所得税等の確定申告が始まります（小出）｜岡崎市の税理士事務所

コロナ禍での東京オリンピックに引き続き、冬季オリンピックが北京で開幕しました。

世界的にはオミクロン株が猛威を奮い、日本も令和4年に入り連日、1日の感染者数が過去最高を更新し続けています。今までは、身近で感染者がいなかったこともありどこか他人事という感覚もありましたが、いつ誰が感染してもおかしくない状況であることを実感しています。

このような状況下のなか、確定申告が始まります。いよいよ最大の繁忙期がやってくるというだけで既に焦りを感じています。

一昨年、昨年は確定申告期限が4月15日まで1ヶ月延長されました。この業界で約30年仕事してきて初めてのことでした。3月15日までに申告するという根底は長年の経験から身についているものの、1ヶ月の延長は気持ち的に余裕がありました。そのため今年も延長になるのではと淡い期待を抱いていましたが、2月３日に国税庁より「個別延長」での対応との発表がされました。

経済活動を極力止めることなく感染対策の徹底をしていくとの流れからすると、当然のことと受け止めてはいます。

本来は「やむを得ない事情があると税務署長が認める場合」に延長することができ、事前に申請承認が必要です。今回の「個別対応」は、コロナを原因として3月15日までに確定申告書の提出ができない場合、申告書の上部に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と記載することで延長が認められるものです。この「個別延長」措置が認められるのは4月15日までです。

体調管理、感染対策を徹底し、無事3月15日に全ての申告業務が終えられるよう気を引き締めていこうと思います。

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